<奴隷 小春> その11
僕は小春の赤い首輪のリングに指をかけて、小春の体を部屋の壁に備え付けてある鏡の前まで、引っ張ってきた。
「あぅ…うう…」
よろけるようにして歩くと、股間縄が小春の敏感なところを刺激し、小春は声を漏らした。
「あっ…あぁ」
小春の体が揺れて、僕の引っ張る力に抵抗しているかのようだ。
「ほら、こっちだ」
「あ…あぁ…」
膝を内側に曲げて、腰を少し後ろに引くような恰好で、僕に首輪のリングを引っ張られながら、ようやく鏡の前まで来た。

この股間縄の縛りをされると、左右に広げられた2本の股間縄は、足を動かすたびにラビアの間が擦れて刺激される。
小春は、ラビアの間を通っている2本の縄の刺激で、鏡の前で動けなくなっていた。
「ほら、もっと鏡に近づいて、鏡に映った自分のいやらしい恰好を見なさい」
さっきまで下着を脱ぐことすら恥ずかしくて抵抗していたのに、今は両手を縛り上げられてまるでどこも隠すこともできなくなっている。
そんな自分の姿が、目の前の鏡の中にある。
「あぁぁ、いやぁ」
小春は、鏡を見ることに抵抗している。
「もう少し前に出て、ちゃんと鏡を見なさい」
そう言って僕は小春のお尻をピシャリと叩いた。
「あっ…」
お尻を平手で叩かれ、小春は鏡のほうへ数歩、足を出した。

鏡を目の前にしながらも、小春は顔を上げることができない。
「鏡の中の自分の姿を見なさい」
僕の言葉に促されて、小春は少しだけ鏡を見た。
「どうだ、こんな風に縛られた自分の姿を見て?」
「…恥ずかしい」
「イヤか?」
「…い、いやじゃ…ありません」
小春は、恥ずかしい恰好で縛られてる自分の姿を鏡の中に確認していた。
「次は、鏡にその左の乳首を付けなさい」
「…はい、ご主人様」
小春は僕の命令に、今度は素直に従った。
鏡にさらに近づいて、縛られているおっぱいの乳首を、軽く触れさせた。
「はっ…」
鏡の冷たさが乳首に伝わって、小春は小さな声を漏らした。
その瞬間、鏡から乳首が離れた。


「離すな、ちゃんと乳首を鏡に付けていなさい」
「はいっ、はい…」
僕の声に怯えたかのように、小春は返事をして、またすぐに鏡の左の乳首を付けた。
こうすると、鏡に映った自分の姿が、嫌でも目に飛び込んでくる。
鏡に映った小春は、まるで二人いるかのように見える。
二人の女性が、お互いに乳首をくっ付け合っているかのような姿だ。
