M女の隠れ家

<奴隷 桃花> その8
麻縄で縛られて、ぼんやりとしたような表情になっている。
口が開き、そして目が閉じられている。

うっとりとしたような表情で、縄の快感に酔っている。



とてもいい表情だ。
まさにM女の表情になってきた。

僕はこの場面では、まだ桃花に手を出すような事はしない。
ただ、桃花が縄の快感に酔って、Mの世界に落ちていくのを眺めているだけだ。

テレビ台の前に鎖のリードにつながれて立たされていながら、時々、股間縄の快感に腰をくねられている。
その時に、切なそうな声を漏らした。

「ああぁ・・・」

「うん? どうした?」

「あぅ・・、き、気持ちいい・・・」

「そうだな、気持ちいいよなあ、桃花はこんな風に、麻縄で縛られるのが好きだろ?」

「・・・はい・・・」

僕の問いに答えながら、桃花は縛られた上半身を段々と大きく揺らすようになってきた。



立ったままでいるのが、不安に感じさせるほどに、桃花の上半身が揺れている。
もしこんな風に縛られたままで床に倒れたりしたら、手が使えないし下半身も不安定だから危険だ。

僕はテレビ台から鎖のリードの端を外して、手に持った。
そのリードを、僕はグイッと引っ張った。

「さあ、こっちだ、歩きなさい」

「あうっ」

首輪のリードを引っ張られて、桃花が声を上げた。

歩くと、股間縄が桃花の一番敏感なところをいやらしくいじめる。

「ああぁ・・・」

ほんの一歩、足を出すだけで、桃花が声を上げた。

「ほら、ちゃんと歩いて」

「・・・・・・」

僕の声に答えることなく、リードを引っ張られて止むを得ず足を出した。

「あ・・・」

よろめくようにして、桃花はホテルの部屋の中をリードに惹かれて、ゆっくりと歩いていく。

「あっ・・・あぁぁ」

「ようし、こっちだ」

ベッドの横まで僕は桃花を引っ張ってきた。

「膝立ちになってベッドに上がりなさい」

僕の声に答えることなく、言われるままに桃花はベッドの上に膝立ちになって上がった。



「ベッドの中央まで来なさい」

「うっ・・・」

フカフカのベッドだから、膝立ちになって歩くと、とても不安定になる。
しかも両手を縛られているから、手で体のバランスを取ることもできない。

体が不安定になると、膝立ちになっている両足に力が入る。
それが、さらに股間縄の刺激を強めるのだ。

「ふぅ・・・、はあぁ・・・」

桃花の呼吸がさらに荒くなってきた。
ベッドの上で桃花が膝立ちになって喘いでいる。

「ようし、そこでいいぞ」

ベッドの中央まで膝立ちで歩いて来たところで、僕は桃花に言った。