<愛奴 優香> その7
「ちゃんと体を起こして」
僕の声に優香は素直に反応し、前屈みになっていたからだを起こした。
「そして、見てくださいって言うんだろ?」
「・・・み、見て・・・ください」
恥ずかしそうに小さな声で優香は僕の命令どおりの言葉を言った。
制服の姿の女子高生がショーツを不ともまで引き下げられ、スカートめくりをしている。
その股間はパイパンになっている。
こんないやらしい絵は、なかなか普段の生活では見れないものだ。
恥ずかしそうにうつむく優香の顔が、とても可愛い。

「ようし、スカートを戻していいぞ」
僕の声にサッと反応して優香はスカートを下ろした。
またさっきのようにスカートを丁寧に直している。
その間に僕は持ってきたキャリーケースの中から、縄を取り出した。
「優香のお望みの縄だ。これで縛られたかったな?」
「はい、縛られたかったです・・・」
僕が縄をしごいて準備していると、優香は僕の手の動きをじっと見つめていた。
これまでの2回の調教で、優香は縛られることの虜になってしまっている。
縛りを待ち焦がれるような女になっていた。
まずは、上半身から縛っていく。


上半身を縛っただけで、優香の表情がうっとりとした感じに変わっていく。
今までシャンとしていた体が、ゆっくりと揺れるようにして、バランスが崩れて行く。
これまでとはまるで違う表情だ。
薄くまぶたを閉じて、縄の感触を味わっているかのように見える。
たった1本の縄で、これほどまでに雰囲気が変わってしまうのは、まさにM女の素質を持っている現れだ。
これこそがM女の本当の表情だ。

