<愛奴 優香> その28
自分の指を握って、今の恥ずかしさとこれから受ける調教を想像し、昂る気持ちを押さえようとしている様子が、とてもいじらしい。
そんな姿をただ眺めているだけでも、優香の調教は楽しいものだ。
だが、いつまでもこのままというわけにもいかない。
次の調教へと進めていく。
「手を後ろに回しなさい」
「・・・はい」
僕の命令には素直に従う優香だ。
指を握ってモジモジとしていたが、その指を離して僕の命令どおりに両手を後ろに回した。
ショーツはさっき太ももまで引き下げられたままだ。
僕はショーツを戻してもいいとは許可していないのだから。

僕は優香の下着の肩ひもを、両方とも外した。
きれいなピンクのブラジャーが見えるようになった。

僕はさらに肩紐が外された下着を、下に引っ張った。
すると、腰からストンとそのまま優香の足もとに落ちた。
「いやっ」
その瞬間、優香は後ろに回していた手をパッと体の前に持ってきた。

優香の手は、股間を隠すわけでもなく、胸を隠すわけでもなく、ただ体の前で組んでいるだけだ。
引き下げられたショーツや足もとの下着はそのままで、優香が自分で元のように着ることは許されていない。
僕の許可がない限り、そういうことができない事を優香はちゃんと分かっている。

