<愛奴 優香> その42
この縛りをされて優香はゆっくりと被虐の海に溺れていく。
「あ・・・、うぅ・・・」
段々と体が揺れるようになる。
そんな様子を僕はカメラを構えて写し取っていく。
いい表情だ。
うつむいていても、優香の体の奥までもが見えるようだ。

僕は優香の首輪に付いている鎖のリードを引っ張って、部屋の中を歩かせようとした。
「ほら、こっちだ」
「いゃ・・・、いやぁ・・・」
優香は歩くことを拒んで、この場所から動こうとしない。
股間を通された縄の刺激で、足を進めることができないのだ。
股間を通された麻縄が、足を動かすたびに敏感なところを刺激する。
僕はリードを強く引っ張って、無理やりに歩かせた。
部屋の反対側にあるカーテンの前まで優香を連れて来た。
「ここに立ちなさい」
電気スタンドに鎖のリードを止めて、その横に優香を立たせた。

電気スタンドにリードを止められているから、リードの長さの範囲しか動くことはできない。
この場所は、カーテンの前だ。
だが優香はこれから起こることを、まだ想像もできていない。
単に僕が写真を撮るのにいい場所だという理由でここに立たせていると、優香は思っているのだろう。


もちろんそれもある。
だが優香をここに立たせた一番の理由は、別にある。
