<愛奴 優香> その44
「誰が勝手に動いていいと言った?」
「あぁぁ・・・ご・・・ご主人さまぁ・・・」
優香は、窓のカーテンをまた開けられてしまって、恥ずかしさでいっぱいになっている。
しかも今度はさっきとは違って、全身をいやらしく麻縄で縛り上げられ、股間縄も通されている。
「い・・・いやぁぁ・・・、ご主人さまぁ」
また僕に哀願するような声をあげた。

だが、優香のこんな泣き声を聞くのが、僕は好きなのだ。
優香の泣き声は、僕にはとても心地よい音楽のようだ。
「ああぁ・・・」
電気スタンドに連れられた鎖のリードが、優香の行動を制約している。
窓の外にいる人からは、こちら側はどんな風に見えているのだろうか。
それを想像して、優香の羞恥心が高まる。

「顔を上げて、ちゃんと背筋を伸ばしなさい」
僕の命令に、優香はようやくその顔を上げた。
僕が何度もカメラのフラッシュを光らせているのだから、当然窓の外の人にもこのフラッシュの光ははっきりと見えているはずだ。
窓からフラッシュが光れば、外の人もその窓に目を向ける。

「ほら、外の人がこっちを見ているぞ。窓のほうを向きなさい」
「いやぁぁ・・・、ご主人さまぁ・・・、窓は、窓は許してください・・・」
外の人から見られるという羞恥心に耐えられず、優香は僕に哀願してくる。
知らない人にこんな恥ずかしい姿を見られるのは、優香にとっては耐えられない羞恥心なのだろう。
