M女の隠れ家

<愛奴 優香> その45
「ご主人さまぁ・・・、お願いです、窓だけは許して・・・」

優香は窓のほうに体を向けるのは、とても耐えられないようだ。

「どうした?僕の命令が聞けないのか?」

「・・・お願いします・・・」

優香はしばらくそのまま体を固くして、僕の命令に従おうとしなかった。



「ようし、分かった。じゃあ窓はなしにしよう」

そう言って、僕は窓のカーテンを全部閉めた。
優香は、僕のその様子をじっと目で追っている。

優香の表情には、安堵と戸惑いが入り混じったように見える。

「さあ、こっちに来なさい」

僕は窓のカーテンを全部閉めてから、電気スタンドに止めてあった鎖のリードを外して、それを引っ張った。
優香は、股間縄を通されているから、真っ直ぐにあるくことができない。

「あっ・・・」

リードを引っ張られたことで、優香は小さく声を上げた。
ヨロヨロと、股間縄の刺激をできるだけ少なくしようとして、膝をくっ付けるようなぎこちない歩き方で、僕が引っ張るリードに従ってついてきた。

窓とは部屋の反対側に、僕はリードを引っ張って優香を連れていく。
窓から離れていくことで優香は抵抗せずにヨロヨロとリードに引かれてついて来た。

「ほら、こっちだ」

窓の反対側は、当然入口のドアになる。
僕はドアの前まで優香を引っ張ってきて、その扉のカギをカチリと開けた。

急に優香は不安そうな表情に変わった。

「ほら、ついて来なさい」

そう言って、僕は優香の首輪に付いている鎖のリードをグイッと強く引っ張った。
優香を部屋の外の廊下にまで引っ張り出した。

「あ・・・」

あまりの意外さで、優香はまともに声も出ない。
まさかこんな姿のまま部屋の外に連れ出されるとは、優香は想像もしていなかったようだ。



声を出せば、他の部屋の人に聞かれてしまうかもしれない。
今までは窓の外だけを意識していたから声を上げても関係なかったが、今は声を出すこともできない状況だ。

僕は首輪から鎖のリードを外して、優香をホテルの廊下に立たせた。

「・・・」

部屋の扉を、僕はカチリと閉じてしまった。
もう優香は自分では部屋の中に戻ることができなくなった。

あまりの展開に、優香はどうしていいのか分からず、ただじっと体を固くしている。



「ほら、今度はこっちだ」

僕は小さな声で優香に言った。
僕は優香の首輪のリングに指をかけて、優香を歩かせていく。

鎖のリードを外したのは、ジャラジャラという鎖の音が廊下に響くのを避けるためだ。
他の部屋の人が不審に思って覗いてくるかもしれない。

首輪のリングを直接引っ張られ、こんな恥ずかしい姿で縛り上げられた格好で、優香はヨロヨロと廊下を歩いて来る。
自分たちの部屋から、だんだんと遠ざかって来た。

「ここで立って」

僕は小さな声で優香に言った。

誰が来るか分からない不安で、優香はもう声も出ない。
ホテルの廊下だから、どんな人が来ても、もう隠れる事もできない。



裸のまま麻縄でこんな恥ずかしい姿に縛り上げられて、自分の体を隠すこともできない。
こんな状態で、ホテルの廊下に立たされている。

僕はカメラのフラッシュを光らせた。
もし誰かがここに来たら、この様子を見てどれほど驚くだろうか。

こんな若い女の子が、裸にされて麻縄で全身をいやらしく縛り上げられてホテルの廊下に立たされている。
このシチュエーションは、ふつうの人には想像もできないだろう。