<愛奴 優香> その46
「窓だけは許して」とは言ったが、その結果がこのように廊下に連れ出されるとは。
優香は、自分が言った言葉に、激しく後悔していることだろう。
誰が来るのか分からない状況で、縛られて立たされている。
この廊下での調教は、優香の体の奥のM性をさらに高めていくはずだ。

「あぅ・・・」
優香は小さく声を漏らしてた。
ただ立っていることもまともにできないほどに、優香の体は不安定になっている。
優香は縛られた体をよろめかせた。
「ふ・・・ふぅ・・・」
息が荒くなってきている。
この緊縛露出は、優香の体の中のM性をこれまでにないほどに燃え上がらせて行くはずだ。
ホテルの廊下でこんなんいやらしい姿で立たされているのに、時々、優香は股間をこすり合わせるようなしぐさを見せている。
優香の羞恥心が限界を超えるほどに高くなり、体の奥のM性が変化し始めている。

僕はカメラのストラップを肩にかけて、優香に近づいて行った。
麻縄で縛り上げられてツンと飛び出している優香の乳首を、僕は指で摘まんだ。
「いゃ・・・」
小さな声で抵抗するが、この縛り方をされていると、体をひねることも屈むこともできない。
僕の指が、優香の乳首をつねり上げていく。
「あぁ・・・」
本当なら大きな声を上げて、僕の指から逃れるところだが、今は小さな声しか出せず、体も満足に動かすこともできない。
「う・・・」
こんな廊下で僕の指に乳首をつねられて、優香が呻いている。
この状況は、とてもドキドキする。
僕の心臓が激しく動いている。
優香は乳首をつまみ上げられながら、僕を潤んだような目で見上げていた。
今回のお泊り調教のクライマックスだ。
クラクラするほどの興奮の時間が過ぎていく。
もうどれほどの時間、この廊下で調教しているだろう。
時間の感覚を失うほどに興奮した廊下での調教だ。
「よし、部屋に戻るぞ」
そう言って僕は部屋のほうに向かって廊下を一人で歩き出した。
優香は、このままホテルの廊下で置き去りにされるのを恐れ、ヨロヨロとした足取りで必死に僕のあとをついて来る。
リードもなくただ縛られているだけだが、逃げることも隠れることもできないホテルの廊下だ。
僕のうしろ姿を追いかけるようにして、ぎこちない足取りで優香は廊下を歩いてきた。
僕は部屋のドアを開けて、あとからふらつきながら追いかけてきた優香を部屋の中に入れた。
「はあ・・・はあ・・・」
息が荒く、優香の体はまともに立っていられないほどになっている。
激しく股間縄を食い込ませながら、優香は縛られた体を屈めた。

ほんの少しの衝撃でも、倒れてしまいそうなほどに、優香の体は安定さを失っていた。
廊下で僕につねられていた乳首は、痛々しいほどに麻縄の間から突き出している。
ようやく廊下から部屋に戻っていたのに、まだ優香の体は動揺したままだった。
