<愛奴 優香> その51
「そこで四つん這いになりなさい」
「はい、ご主人様」
優香は僕の言葉に素直に従って、木の床に手を付いた。
鎖のリードはイスの端に括り付けた。


まるでつながれた犬のようなスタイルだ。
下着姿の若い女の子を、こんな恰好にして写真を撮ることができるのは、S男性の楽しみのひとつだ。
もちろん写真を撮ることは、調教のほんの一部にに過ぎない。

「いいよ、さあ立ちなさい」
何枚か写真を撮ってから、僕は優香に言った。
「はい・・・」
立ち上がってから、優香はこれからどんなことをされるのかと、少しおびえたように顔を曇らせた。
「そのままだ、動くなよ」
そう言ってから、僕は優香のショーツに指をかけて、引き下げた。
いつもの僕のやり方だ。
優香は、これまでにも経験している。
途中まで引き下げられたショーツは、戻すことはできない。

「あぁ・・・」
まだ言葉にならない。
左手の二の腕をつかむ右手の力が、さっきよりも強くなっている。
