<愛奴 優香> その59
柔らかいベッドの上で、後ろ手にされて縛り上げられていると、膝立ちでバランスを取るのがとても難しい。
優香の体が大きく揺れて傾いた。
「あっ・・・」
何とか膝立ちの状態を維持しようと、優香は体を前屈みにして耐えている。

体を動かすたびに、股間に通された2本の麻縄がいやらしく敏感なところを責め立てる。
「いやっ・・・」
「ほら、ちゃんと体を起こして」
「・・・はい・・・」
僕の声に、優香はようやく屈めていた体を前に向けた。


白いベッドカーテンと、麻縄で縛り上げられた優香の体が、とてもいいコントラストを描いている。
さっきまでクリップに噛みつかれていた乳首が、また赤くなって尖がっている。
いい絵だ。
ぴたりと閉じられた両膝と、その上の割れ目に食い込んでいる麻縄は、ずっと眺めていたくなるほどにセクシーだ。

また優香の体がグラリと揺れた。
「あ・・・」
小さく声を上げて、優香は体のバランスを取ろうと腰を動かした。
