<奴隷 凛> その17
「さっきのように、ちゃんとスカートをめくり上げて」
「・・・はい」
僕の命令に、凛はようやく返事をしてさっきのようにスカートをめくり上げた。
だが、顔は背けたままで、鏡の中の自分のいやらしい姿を見ることには抵抗している。


「ほら、今、凛はどんな恰好をしているんだ?」
「・・・」
凛は答えない。
「どうなんだ?」
僕は少しきつめの声で凛に言った。
「・・・股間縄を縛られています」
「そうだな。いやらしい股間縄をされているな」
「はい、ご主人様」

「じゃあ、その股間縄で縛られている姿を見なさい」
「はい・・・」
ようやく凛は返事をして、鏡の中の自分の姿を少しだけ見た。
恥ずかしさでいっぱいの様子が、鏡の写る姿からもよく分かる。
こんないやらしい恰好をしている自分の姿を見るのは、凛には何よりも恥ずかしいのだろう。

首輪を付けられ、パイパンに股間縄で縛られている姿は、まさに奴隷そのものだ。
僕の奴隷の姿だ。
「凛は僕の奴隷になりたかったんだろ?」
「はい、ご主人様・・・」
「じゃあ、そう言いなさい」
「・・・凛は、ご主人様の奴隷になりたかったです」
鏡の前で恥ずかしさでいっぱいの凛は、さらに恥ずかしい言葉を言った。
