<奴隷 凛> その37
凛は、柔らかいベッドの上で膝立ちになったままバランスを保とうと腰をくねらせている。
腰を動かせば、股間に通された麻縄が凛の敏感なところを刺激する。
その刺激を受けて、凛はまた腰をくねらせる。
そんな悪循環のような刺激の連鎖だ。

「あっ・・・ああぁ」
凛の悶え泣く声が、とても可愛い。
僕はそんな凛の姿を写真に撮っている。

「顔を上げて」
「・・・」
凛は僕の声に返事もしないで、うつむいたままただ股間縄の刺激に耐えている。
「どうしたんだ? 凛」
「・・・はい・・・ご主人さま」
名前を呼ばれて、ようやく凛は顔を上げた。

だが、顔を上げたことでまた体のバランスが崩れた。
「あっ・・・」
凛の体が強く前屈みになり、股間に通された縄がさらに食い込んでいく。
「あぁ・・・ご主人・・さまぁ」
もう膝立ちになっているのが難しい体勢になった。
僕は凛の体を抱きかかえて、ゆっくりとベットにその体を横たえた。

