かがんでいた体が、僕の命令で無理やり引きおこされる。
膝を限界まで閉じようとしているのが分かる。


      「・・・・」
もう言葉になっていない。
恥かしさが、言葉を奪う。

荒くなった息遣いだけが聞こえる。
肩が激しく息をしている。


ついに最後の命令が下る。
「ようし。それじゃあ、左手も後ろにまわすんだ」

恐れていた命令が、冷たい言葉となって現れた。
ますます息が荒くなる。


      「はっ、はぁ、はぁ・・・・」
と息遣いがはっきりと聞こえる。

そこへ追い討ちをかけるように言葉で責める。
「乳首も丸見えになったぞ」
「恥かしい乳首が見えてるなあ」

「裸になって、両手を後ろにまわして、乳首も陰毛も丸出しにして、写真を撮られてるんだぞ」
「もう、恥かしいところを隠せないな」

羞恥心が限界だ。
いくら恥かしくても命令だから従わざるをえない。

こんな羞恥心いっぱいの姿の写真を撮れるのは、ほんの短い期間だけだ。

いずれ僕の前でも羞恥心が薄らいでいくだろう。


そういう意味では、こういう羞恥心がいっぱいの写真は貴重かもしれない。