M女の隠れ家                                          <コラム−7>


「ロウソク」

このコラムは以前に日記に書いたものからの抜粋です。

SMの道具のひとつに、ロウソクがあります。漢字で書くと「蝋燭」となりますが、こんな字は普段は使いませんので僕は手書きではとても書けません。
カタカナではロウソクと書いてあるものもあればローソクと書いてあるものもあります。僕はあまりそういう点にこだわりがなくて、どちらでも意味が通じれはいいと思います。

このロウソクですが、SMプレイでは実はなかなか使いにくい道具なんです。
まずロウソクを相手のM女性が好むかどうかの見極めがなかなか難しい。
一般的には痛いことや熱いこと、汚いことは嫌いだというのは、当然のこととして理解できます。
しかもロウソクを実際に自分の肌に垂らしてみたことのある女性は少なくて、大体がイメージだけでイヤだといいます。

自分でノーマルな感情の時に自分の肌に垂らしてみても、それはただ熱いだけで全然気持ちよくないものです。
ところが裸にされて縄で縛られているところに、ご主人様からロウソクを垂らされると、これがまた全然違った感覚になるのです。
どんなシチュエーションで誰から垂らされるかによって、ロウソクの感覚はまるで違ってしまうのです。
SMの道具の中でも、とても不思議な道具です。

このロウソクですが、SM用に「低温ロウソク」というのがアダルトショップなどで売られています。
普通の明かりを取るためのロウソクではなく、SMプレイように作られた低めの温度で溶ける専用のロウソクです。
大体60度くらいの温度だそうです。
60度といえば、普通のお風呂が41〜3度くらいですから、それよりもかなり熱いことになります。
ただ垂らされたロウソクが肌に当たると瞬間的に温度が下がって固まりますので、熱いと感じるのはほんの数秒間でしょうか。

この低温ロウソクは溶けると弾力性があり、垂らすと肌にへばりつくような感じで赤く花びらのようになって女性の白い肌を飾ります。
溶けやすいので、普通のロウソクのようにポタッポタッというのではなく、いきなりボタボタッと落ちるので、その点は注意しなければなりません。

普通のロウソクは温度が75〜80度近くまであり、人によっては火傷をすることがあります。
色の付いたキャンドルでもロウの性質が違いますので、温度は高めになります。
一番温度が高いのは洋ロウソクの白で、これはとても熱いです。
色付きのキャンドルは色素が入っている分だけ温度が下がります。化学で習った凝固点降下ですね。

SMプレイでロウソクを女性の白い肌に垂らしていくと、女性は悲鳴を上げて悶え狂い、のたうちまわります。
「きゃあぁぁ・・・。熱いぃいいぃぃ・・。止めてぇ。ご主人さまぁあ・・・。」
こんな声でホテルの部屋の中に響きわたります。
「いやぁぁあ。許してぇ・・・。」
垂らすのを止めると、はあはあと大きく荒い息をしています。
でも、また違う場所に垂らします。
「きゃあぁぁ・・・。」

目隠しをされて身動きがとれない状態で縛り上げられているので、どこにロウソクが垂らされるのか女性には全く分かりません。
突然、肌が焼けるように熱く痛くなるのです。
女性は体中の筋肉が大きくこわばり、その裸体を縛り上げている麻縄を力いっぱいに引っ張ります。でも麻縄はそんな力にはビクともせず、女性の体に巻きついたままその自由を奪っています。

ポタッ、ポタッ・・、ポタポタポタ・・・。
不規則に、そして不意に、その落ちる間隔と位置を変えながら、女性の白い肌を赤く染めていきます。
女性の悲鳴とともに・・・。

女性の荒い息が絶え絶えになり、悲鳴が泣き声に変わる頃、ようやくロウソクの落ちるのが止まります。
狂うほどの感覚を味わって、女性は意識が朦朧としているかのようです。
その肌には赤いロウソクの花びらが散りばめられ、白い肌と見事なコントラストを描いています。




ロウソク責めの一番の問題点は、後片付けですね。
間違って布団や衣類などに垂らしてしまった場合は、まあなかなか取れません。あきらめたほうがいいというくらいです。
アルファ・インでは、ロウソクプレイをする人にフロントでレジャーシートのようなものを無料で貸してくれます。
そのシートの上ならばロウソクを垂らしても、大丈夫です。



ただ女性が悶えるとシートが動いていまいます。
布団などにロウソクが垂れないように注意が必要ですね。

また女性の肌のロウソクを取るのも結構大変ですよ。背中などに垂らした場合は、女性は自分では取れませんからね。
そんな女性の肌のロウソクをご主人様がはがしていくのも、案外と楽しかったりして・・・。
お風呂場でロウソクを洗い流すと、詰まってしまいますからそれはダメですよ。
ホテルの人が後で困ります。

それと火を使うから、火災には絶対に注意が必要です。
プレイに夢中になってロウソクに火が点いたままなのをうっかり忘れていたりすると、もう大変!!
裸で縄に縛られた女性がホテルから消防士に助け出されたりするなんていうのは、最悪ですからね。

SMはいろいろと危険な点もあり、ご主人様になる人はそういう配慮・気配り・注意のできることが求められますけど、ロウソクプレイは特に注意しなければなりません。
ご主人様になる人は、プレイ中は火の点いているロウソクは絶対に手から離してはだめです。
ロウソクを手から離す時は、必ず火は消しましょうね。

「ロウソクは、点けたあなたが最後まで。」
消防署からのお願いです。

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